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五色の智慧
寒いですね。
神奈川は冷たい雨が降ってます。地面の落葉が洗われて赤く輝いて見えました。

まだ紅葉になっていない頃、11月11日また奈良へ一人旅に行きました。今回は日帰り旅行。
まずは、前回の旅以来私の心のよりどころとなってしまった長谷寺へ、ご本尊の十一面観音菩薩さまにご挨拶の気持ちで伺ったら、なにやら特別拝観ができるような張り紙があります。どういうことかと登っていきましたら、御足に触れさせていただけるそうな。
いつも目をつぶって思い浮かべていた観音さまに触れられるだなんて‥。

恐れ多くてとまどいもありましたが、拝観させていただきました。
入り口で香木の粉でしょうか、良い香りの粉を手に塗るようにとほんの少量くださり、そして観音さまとの縁を結ぶという「結縁の五色線」という紐を腕につけてくださいました。
感動!
それから何かが入った紙袋を手渡され、本堂の中へ。

薄暗く低い天井の通路、ただならぬ空気、矢印の先、ぼんやり光るところがあの観音さまの足もとでした。
こんな私もずいぶんと興奮してしまったようで、わぁ!と声が出て涙も出てしまった。
そこにどなたもいらっしゃらなかったら、そのすべすべの御足に抱きついていたかも。
完全に魔法にかかっちゃったな‥。
うっとりしたまま正午の法螺貝を聴いて、下山しました。

電車に乗って頂いた紙袋の中を観てみたら、お守りと観音さまの絵が入ってた。
人がまばらな車内で、ぼーっとしたまま大きくため息をつきました。
腕には五つの智慧をあらわすという「結縁の五色線」をつけたままです。

この旅は、法隆寺百済観音菩薩さまと、夢殿にて特別開扉(毎年、春4/11〜5/18と秋10/22〜11/22)されていた救世観音菩薩さまにお会いすることが目的で計画したものでした。
電車を乗り継いで法隆寺へ向かいました。

出発前にいろいろと調べて、長谷寺駅から近鉄大阪線で大和八木駅へ、近鉄橿原線に乗り換えて近鉄郡山駅、徒歩でJRの郡山駅まで行って法隆寺駅まで。というコースにしたのですが、実際行ってみると近鉄郡山駅からJR郡山駅までの距離は思っていたよりも長くて15分くらいかかったかな、そのうえ法隆寺駅から法隆寺までも20分くらい歩きました。
後でガイドブックをよく読んだら、近鉄郡山駅から法隆寺門前までのバスがあるそうで、それに乗れば25分ほどで着いたみたいです。バスの本数はどのくらいなのか解らないですけどこっちのほうがよかったかも。

お腹が空いていたので、法隆寺南大門へつづく並木道の脇にある志むらさんで、梅餅入り梅うどんと柿の葉寿しのセットをいただきました。おだしが効いててすっぱくて美味しいおうどんとお餅、柿の葉寿しもお魚に油がのっててうまいの。ぺろりとあっという間にたいらげてしまいました。
いま、ホームページを拝見したら自家製のジンジャーエールがお勧めだったんですね。
頼めばよかったな。

法隆寺は中学生の頃修学旅行で行っているはずなのですが、記憶があいまいです。
いまになって行ってみると、ここが他のお寺とは異質な印象を受けます。こんなに特徴のあるところを忘れてしまうなんて、だめな中学生だ。

日帰り旅はあまり時間がないので、また今度ゆっくりできるときに再び訪れることを心に誓って、法隆寺の広い敷地の中を流すように拝見して、目的の観音さまのところへ向かいました。

まずは百済観音菩薩さま。
優しげな表情でありながら強い魔力を感じてしまうのはなぜだろう。透明のケースに覆われていなかったら、怖くて近づけなかったかもしれません。
薄くて長いお体はチカラが抜けて浮いているようでした。

そして夢殿の救世観音菩薩さま。
法隆寺は全体的に薄暗いんですね。食事をした「志むら」でも、懐中電灯を貸し出していてなんでかなと思っていたんです。
夢殿は中に入ることができないので、窓の外から、たしか金網越しに中を覗くのです。
外の明るさに反して中は暗く、奥まったところのカーテンのような布の間からなんとなくお顔が見える‥かな?‥くらいで、あまりよく拝見できなかった。
それでも、私の近くで観ていた女性が「なんだか怖い」ともらして、同感しました。
ぞっとする感覚。

救世観音菩薩さまは、謎が多いそうですね。
長い間ずっと祟りを恐れて布でぐるぐる巻きにされていたそうで、昔、アーネスト・フェノロサが研究のために布を解くことになったとき、寺僧たちは逃げ出してしまったという話もあるそうな。
他の仏像とはちがうお顔で、なんだかぼんやりと有らぬ世を観ていらっしゃるような不思議な表情をなさってます。

奈良駅に着いて、もし時間に余裕があったら大仏さんにもお会いしたかったのですが、ちょっと厳しかったので、お買い物だけすることにしました。
にぎやかな商店街「三条通り」をまっすぐまっすぐ歩いて右側、墨と筆のお店一心堂さんで、筆を見せていただいて、細めの画筆と書筆ですが五色に染められた毛が可愛い「鹿の巻筆」を友人に一本、自分にも一本購入しました。お店の方に伺ったら、これは春日大社で祝詞などに使用される筆を模して作られたもので、春日大社では鹿の毛を用いられるのですが、こちらはほとんど馬の毛が使われているとおっしゃってたかな。たしか。
それでも、五つの智慧の色なので縁起物です。
太さは10号くらい。
書き味はお値段相応(1500円くらい)に良いですよ、とのことでした。
もったいなくてまだ使ってないのですが、使ったときはご報告させてください。

大仏殿参道まで行って、大仏さまに「また来ます!」と心の中で言いつつ、以前購入して美味しかった森奈良漬け店で奈良漬けを買って帰りました。
こちらの奈良漬け、漬物にくっついている酒粕だけでもご飯食べれちゃいます。
おいしい。

生きているうちに奈良へあと何回訪れることができるだろう。
まだまだ行ってみたいところが沢山ありすぎて困ります。

JUGEMテーマ:アート・デザイン


| 旅、お散歩 | 17:48 | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメント
お久しぶりです!

なんか、臨場感があってモコさんの感動が
こっちまで伝わってきます。

きっとそういう時期にそういう経験が来たんでしょうね〜。
| ノエル | 2008/12/06 1:31 PM |
ノエルさん
お久しぶりです。
つい興奮して長々と書いちゃって申し訳ないです。
読んでくださってありがとうございます。

長谷寺の観音さまは霊験あらたかでとても強いチカラがあるそうで、遠くから手を合わせても願いを聴いてくださるのだそうですよ!
なんて、また興奮してしまった‥。

おかげさまで、いい経験ができました。
| モコ | 2008/12/07 12:11 AM |
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