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セツ先生

気温が高くなってくると、なんとなくコーヒーより紅茶とか緑茶が飲みたくなります。今日は涼しかったからコーヒーばっかり飲んでました。

 

文京区の弥生美術館でいま「生誕100年 長沢節展」が開催されていて、私も端くれながらセツ・モードセミナー出身でして当時からの友人たちと先日拝見してきました。

 

セツ先生ってご存命だったら今年で100歳なんですね。私が今年50歳なのでまるまる50年の差があったのかあ。知らなかったです。

私がセツに入学したのは1988年の秋だったので‥セツ先生は71歳になってらしたのかな。

確かに見た目はおじいちゃんだったけど、姿勢が良くて細くてお洒落でお茶目でもあり、セクシーでもあり、どこか危険な匂いもして近づき難い、けどちょっと子供みたいな無邪気な感じで目が離せない、そんな印象でした。年齢など関係ない感じ。

 

私が弥生美術館を訪れた日はちょうどギャラリートークの日で、当時のデッサンのモデルをなさっていた方もゲストにいらして、ポージングを再現してくださったりして、教室のあの雰囲気を思い出せて嬉しかったです。

展示作品は年代別のデッサンや(特に昔の、筆で描かれたデッサンがすごかった!)、ヨーロッパ旅行などの水彩画(本で観たことのある人物水彩も)、雑誌の記事やその関係の絵は映画やテレビの芸能人の似顔絵なんかもありましたよ。

それと、セツモードセミナーの昔の生徒募集のポスターやセツ先生のキャップやメガネやハイカットの靴、先生プロッデュースのモノ・セックス・モード・ショーの衣装なんかも展示されてました。

イベントもいろいろ予定されているようです。こちらに詳しく紹介されてます。

私、学生証をまだ持っています。(写真右上の白いのです)

私はセツに入学して2年で卒業後、研究科に入って途中休学したりしながら(この学生証によると)8級まで通っていたようです。記憶は曖昧ですが。

たしか、研究科の後半はもう普通の仕事に就いていてセツには土曜日だけ通ってたのですけど、8級の途中で行かなくなってしまったのかな。だから学生証がまだ手元にあるのだと思います。

開くと自分の顔写真が貼られていて、当時この写真が本当にイヤで誰にも見られないようにしていたし自分でも見なかったんですけど、いま見たらそれほどイヤな写真でもなかったです。若いときはこれが恥ずかしかったのかな。

写真のアサヒグラフは1994年に発売されたセツ特集、その頃買いました。

スター絵の具とナムラの筆、現役です。

 

 

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| 展覧会など | 00:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
影響の渦

横浜美術館で開催中のメアリー・カサット展、とてもよかったです。

メアリー・カサットは、2〜3年前に私が仕事で19世紀頃の女性の服装を調べていて、資料としてその当時の絵画ってとても参考になるのでその年代の画家を検索していたときにたまたま見つけて知りました。

はじめは優雅な感じの女性の油彩画を観て、ちょうどドレスの感じが求めていたイメージだったので彼女の作品を何枚も観ているうちにドレスより絵の中身に心が奪われて、その後版画の作品を見つけてすっかり好きになり、以降だいぶ影響を受けた気でいます。

 

今回の展覧会、私がネット上で眺めていた中(こちらとか)の観たかった作品が多かったように思います。

特に楽しみだった、日本の浮世絵の影響を受けたころの版画がたくさん観れたのが嬉しかったです。

油彩も素敵で、このまえモネ展を観た時も思ったんですけど意外とキャンバスの中に絵の具をのせてない部分が残されていて、なんだか空気穴というかそこから新鮮な風が通るような気持ちの良さを感じるのです。 描いていて塗ることにとらわれずに絵全体を感じながら「これで良し」と筆を止めたときの瞬間の情熱が伝わってくるような気持ちになりました。

 

カサットの作品と一緒に、影響を与え合ったと言われているドガの作品や交流のあった女性画家たちの作品、彼女が影響を受けた浮世絵なども展示されていて、カサット自身の絵が思ったよりは多くなかった感もありましたけど、 でも作品一枚一枚が豊かで離れがたいほど素敵で十分満足できましたよ。

モノトーンの版画の小さな作品も多く展示されていて、細かな描写の部分とあまり描かない雰囲気だけの部分の描き分け方なんか、挿絵の仕事の参考にできそう。

 

横浜での展示は今週末の9月11日(日)まで、そのあと京都に行くそうです。

あと横浜美術館内は冷房がとても効いていて、私は袖なしのワンピースだったので後半凍えそうでした。羽織るもののご用意を。

 

19世紀に日本の浮世絵の影響を受けたカサットの作品に、現代の日本で(ちっぽけな私ですが)影響を受けてる人がいるって面白いなと思ったり。

そんなこんなで…、前回の記事で載せさせてもらった絵を描き直したくなりまして、もう一回描きました。

カサットの版画風に描いたつもり。。

 

みなとみらいはよく行くんですけど横浜美術館を訪れるのは久しぶりでした。このブログで振り返ってみたら9年ぶりだったみたい。

美術館の向かい側におしゃれな建物ができたんですね、知らなかったです。MARK ISというんですね。

1階ではベイスターズ戦が大画面で観戦できるようで、立ち寄ってみました。高級そうな外観とは違って中は意外と庶民 派な様子、4階のレストランフロアにはフードコートがあったので、冷房で冷えきった体を暖めたくて博多ラーメンいただきました。おいしかった。

 

 

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| 展覧会など | 02:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
夢見心地です

ご挨拶が遅くなってごめんなさい。

個展Dreaming、おかげさまで無事に終了しました。

ブログをとおしてお知り合いになれた方もお越しくださって、無機質な電気の信号とも思える道具から(ともすれば現実かどうか分からなくなりそうな世界の中から)こんなに温かい縁をつないでいただけて、個展を終えてますますありがたく感じました。

心から感謝いたします。

私が在廊していないときにお越しくださったかたも、たいへん失礼いたしました。どうもありがとうございました。

また、お気にかけてくださりながらご都合でお越しいただけなかった方もお礼申し上げます。

 

これが2度目の個展、実は自信のなさからずっと個展をすることに尻込みしてきたのですけど、今回はお世話になっている方のご縁から思い切ってまた個展をやらせていただいてよかったなと思いました。

本当ならまだ私が個展をするのは早いと感じますし、もうちょっとちゃんとした絵をたくさん描けるようになってから、胸を張って個展をしたいと考えているのですが、たいへん申し訳ないことと思いつつこの時点での頑張った作品をお観せして、皆さんからのご感想をうかがって参考にさせてもらう場でもあるのかなと思えてきたからです。

そして、いい絵を描けるようになることでご恩返しにさせていただきたいと考えました。

言い訳みたいになってますけど。。スミマセン。

 

あと、このところ運良くお仕事で絵を描くことが多くて、これは 幸せなことではあるのですがなかなか自由に好きなように描くことはできなかったりするので、自分らしい絵を忘れそうになっていたところでもあり、この個展でちょっとリハビリのような気持ちで好きなように、少し無責任なくらいの自由さで絵を描かせてもらえたことも、自分としてはありがたいタイミングでした。

しかしなんといってもこんな私でも皆さまに相手にしてもらえたことが嬉しくて、励まされました。

みんな優しいんだもんなあ。

甘えないで、また次の機会を許してもらえるならば今より少しでも楽しんでいただけるように頑張ろうと思います。

本当にありがとうございました。

 

 

 

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| 展覧会など | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) |
ドリーミン
私の住む神奈川県も梅雨入りしてたのですね、知らなかったです。
近所のアジサイもつぼみと一緒にしっかり丸く花を咲かせているのもありましたよ。

おかげさまでなんとか絵のお仕事をはじめることができて、5年くらい前から(間違え:4年くらい前でしたスミマセン)はご依頼をいただくことが続いてその間約2年の週刊誌の連載の挿絵をやらせていただいたことも重なったり、あたふたと、経験がないことだらけの、恐縮してばかりの、もう、岸の見えないシケた海で方向も判らずひたすらバタ足している毎日だったような気がします。
プロとしていろんな方々にご迷惑をおかけしたようにも思えてきて、未だに思い出すのがちょっと辛いです。
だけどやってみたかったお仕事をやらせてもらえて、全部寝ぼけて夢見てただけだったか?あれっ?なんてハッとしちゃうくらい、ありがたくて幸せなことだと思ってます。

そんな夢のような時期も一段落ついたようで、今はだいぶ落ち着きました。
「落ち着いた」というのは、つまりお仕事が少ないということなので、ほっとできるのと同時にこのまま絵のお仕事がなくなるんではないかという不安が立ちこめてくる、微妙な気持ちの時でもあるんですけど。
でも、こんなときこそ今度シケの海に出ることがあったらもう少しちゃんと泳げるように鍛えておくべしと考えています。

そんなときにタイミング良く個展のお話をいただいて、久しぶりの自由な気持ちで絵を描かせていただくことになりました。

Dreaming 夢見る心地で心を奪われている

2016年6/29wed〜7/2sat・7/6wed〜7/9sat
※期間中にお休みが入りますご注意ください

ブックカフェ槐多
東京都世田谷区松原2−43−11
キッド・アイラック・アート・ホール B1F
明大前駅(京王線 / 京王井の頭線)徒歩2分
map

カフェ営業時間内での展示です
[水・木・金・土 14:00–21:00(L.O 20:30)]
カフェですので1オーダーをお願いいたします


一応、このブログは匿名で始めていて、匿名だからこその記事を続けていきたいと思っているので私の名前はテキストとしてココに書かないでおこうと思います。

今回の個展のお話をくださった方は、7年前私の初めての絵のお仕事をご依頼くださった方でした。
ありがたいな。
やっぱり幸せ者です。

 
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| 展覧会など | 01:36 | comments(2) | trackbacks(0) |
進化がとまらない
絵のお仕事をしたいとかうまくなりたいとか、関係ない気持ちで以前から好きだった村上豊さんの絵。
文京区の野間記念館の展覧会に行きました。
展示期間に前期と後期があって、前期のときは知らなくて今開催中なのは後期です。
ちなみに5月22日(日)までです。

はじめて原画を拝見しました。
何年も前の作品から現在の作品まで展示されていて、今年80歳を迎えられるという村上さん(私なんかが言うのも恐れ多いですが)、昔よりも今という感じでまだ進化なさっているようで驚きました。昔といってもすでに素晴らしい絵なのに、そこから更になのです。
大胆で繊細な画風はそのままで、よりいっそう力が抜けたような簡潔さで気持ち良く描いていらっしゃる感じがしました。

表紙や挿絵のお仕事の作品もたくさん展示されてます。
決められたサイズの画面で、どこまで豊かに表現を広げられるものか、描かないで想像させる部分と思い切り見せる部分、いろんなやりかたで自由にやってみたらいいよ!と教えていただけたような気がしました。

文字も魅力的で、私は絵の中に文字を入れるのは少し勇気のいることだったのですがちょっと真似したくなって、やってみました。

帰り道は近くの水神社でお参りしてかえりました。
水彩画、上手になりますように精進できる心が備わりますように。

 
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| 展覧会など | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
若冲祭り
だいぶ日差しが強くなりましたね。
私の住む神奈川はこのところ風も強くて、うまくすれば風に乗ってしばらく飛べるのではないかと考えてしまいました。

ゴールデンウィーク、友人からお誘いいただいて上野の若冲展に行きました。
連休のまっただ中、しかもテレビでだいぶ取り上げられた展覧会でしたので混むだろうなと覚悟のうえです。

穏やかに晴れた日、上野駅に着いたのは午前11時頃で、展覧会場の東京都美術館めざして歩いていると美術館前に渋い色合いの傘をさした人の群れが見えてきまして、なんだろうと思ったら入館待ちの行列で傘はサービスで日傘として貸し出してくださっていたのでした。
最後尾のプラカードに80分待ちと書いてあって、ほぼそのとおり80分ほどかかって展示室へたどりつきました。

これだけの行列なので、展示室もたいへんな賑わい。だいたい入ってすぐ付近の作品は混み合ってても途中から流れが速くなって空いてくるだろうと予想していたのですけど、結局最後まで同じような混み具合でした。
ほとんど皆さんの頭越しや、隙間からチラ見、という感じで特に有名な作品は全体を観ることは難しかったです。何枚かは観るのを諦めました。
それでも奇跡のような誰もいない空間ができたりすることもあって、そういう瞬間にじっくり拝見もできましたよ。
「釈迦三尊像」の前なんかはなぜか空いてました。

「動植綵絵」30幅はみごとだったですけど、混み合っててほとんど観れず、脇の通路に部分を拡大した印刷のパネルがならんでまして、しかたなくそちらを観ました。だけど細かくて丁寧で情熱と集中力に圧倒されました。これは30幅すべて宮内庁に収蔵されているんですね。かっこいいな。

展覧会、はじめのうちはせっかく来たのにあんまり観れなくて悲しかったんですけど、そのうちにこれは祭りなんだと、若冲祭りだと思うようになってからは、楽しめました。
ちょうど10年前にプライスコレクション展で若冲の絵の実物をはじめて拝見してまして、このブログにも感想など書かせていただいているのですけど(こちら)読み返してみたらそのときもだいぶ混み合っていて「今度がもしあるならば、もうちょっと落ち着いてのんびりじっくり観たい」なんて書いていました。
叶わず。。
でも、拝見し終わって14時すぎくらいだったかな美術館から出てきたら、もう外の長蛇の列はなくて館内に短く並んでいるかたがいらっしゃったくらいでした。午後の方が空いているのかも。
もう連休が終わったから関係ないかな。
もしまだ混んでましたら、よかったらお祭り気分でどうぞ。5月24日(火)までだそうです。

若冲先生に感化されて、芍薬の花など買ってきまして描きました。

難しくて何枚か描いているうちに枯れてしまって、さわったらごそっと花がばらばらになってしまいました。
これはそのちょっと前のスケッチに色をつけたものです。
そのあとスケッチと記憶をたよりに描いてみたけれどダメでした。
若冲先生はあんなに繊細な絵ですから、仕上げるまでに花はだいぶ変化してしまったのではと思うのですが、おそらく写真もなかった時代にどんなふうにして仕上げていったのでしょうね。

 
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| 展覧会など | 03:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼく
冬は冷たいと思っていたパソコンのキーボードを打つ時手をのせる場所、今はすごく熱くなっちゃってます。逆ならいいのに。
9月になってもあっついですね。みなさま夏バテしてませんか。

夏でもビールや清涼飲料などは常温で、内蔵を冷やさないため冷たい物はあまり口にしないようにしていた私でしたが、今年は誘惑に負けて冷たいもの飲みまくり食べまくりしてます。そのおかげでなのか今年は胃腸薬のお世話になる日が多いです。やっぱり冷たい物のとりすぎは良くないのでしょうね。

8月に美術館へ二つ展覧会を観に行きました。
一つは平塚市美術館で開催中の「日本の絵 三瀬夏之介展」です。
三瀬夏之介さんの絵は、数年前東京都現代美術館の「No Borderー『日本画』から/『日本画』へ」という展覧会で初めて拝見して、それ以来大好きなのです。
その三瀬さんの展覧会が私の住んでいる地元の美術館で開催されている。うれしくて自転車をぶっ飛ばして行ってきました。

展覧会、スゴかったです。
超常現象のマクロもミクロも表したような、ものすごいエネルギーの流れの中にちっちゃく人間がいたり山の神社の鳥居があったり、アダムスキー型のUFOやネッシーや大仏や五重塔や富士山や、、、あぁ心が爆発しそうです。
三瀬夏之介展
三瀬さんは関西と東北にお住まいの時に両方で大震災を経験なさったとのこと。作品から、自然の巨大なチカラと人の健気な強さの両方が感じられるのはそのせいなのかなと思ったりしました。
期間は9月16日までです。観覧料金200円(!)。もしよろしかったら、是非。


もう一つは友人からお誘いいただいて神奈川県立近代美術館 鎌倉で「松田正平展」。
こちらは残念ながら9月1日までで展示期間は終わっています。お知らせが遅くてごめんなさい。
松田正平展
松田正平さんの作品は今回初めて拝見しました。
生誕100年だそうです。
ごく初期のかしこまったような油彩から突然突き抜けるように自由な作品に変化する様子が、いったいこの時に何があったのだろうと思ってしまうほど、笑ってしまうほど。
ですが、初期のキチンと描き込まれた女性の絵より、自由に描かれた女性の絵からの方が感じるものが多いように思うのです。
裸婦(草の上)
この「裸婦(草の上)」という作品も、女性の肌の匂いや体温、ひんやりとした草と地面の匂い、青空の下、どきどきして恥ずかしいような気持ちが良いような。。
絵は心を伝えるものなんだよ、と教えてもらったような気がしました。
形にこだわりすぎず、そのときの心を素直に絵にできたらいいな。

やっぱり展覧会に行くことって大切ですね。


余談ですが、三瀬夏之介さんの作品タイトルに「ぼくの神さま」とか「だから僕はこの一瞬を永遠のものにしてみせる」なんていうのがあって、男の人の「ぼく」という一人称がとても羨ましく感じました。
「ぼく」って、少年の純粋さをイメージさせて、なんとなく内にこもってて、ちょっと駄目で、でも頑張ってて‥、なんとも良い呼び方に思えます。
ぼく。
女性が言ってしまうと、まったく別の物になってしまうと思うんですよね。
いいなあ。


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| 展覧会など | 17:16 | comments(2) | trackbacks(0) |
個展をしました
実は、個展をいたしました。一応初めての個展です。
お知らせが遅くて申し訳ない。。
 
3月29日〜4月3日まで、表参道にあるHBギャラリーでやらせていただきました。
自分がHBギャラリーで個展をすることになるなんて、まったくもって考えてませんでした。昨年の2月頃にお話をいただいてから自問自答を繰り返しまして、生意気にもやらせていただくことにしました。

当初は全部新作を飾らせてもらうつもりでいたのですが、プレッシャーとか諸々、自分の怠け癖も原因で新作はほんの少し、ずっと前にコンペ用に描いた絵やこのブログに載せるために描いた絵、あとはMJの課題で描いたものを集めまして、なんとか壁を埋めることができました。

そんな訳で申し訳なくてお知らせのハガキもあまりお送りしなかったのですけど、それにもかかわらず、たくさんの方にお越しいただけて貴重なアドバイスやご感想を伺えました。
本当にありがとうございました。

個展は思っていたよりずっと充実して良いものでした。
お越しくださった皆さんとお話を重ねて行くうちに、今の自分を見直したり、この先どういう絵を描きたいのか考えたりして、闇雲に焦っていた自分の目の前が少し晴れたような気がします。

HBギャラリーの方々も素晴らしかったです。さすがだなあと脱帽することばかり。そんなHBの歴史に加わらせて頂けたことがうれしいです。

この一週間のことはたぶん人生の終わりに思い出すような気がします。
宝物です。
心より感謝申し上げます。

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| 展覧会など | 23:23 | comments(2) | trackbacks(0) |
よりそって
 もう6月なのですね、早いわぁ。

先日お知らせしましたグループ展「POETRY 詩によりそう」は、おかげさまで無事に終了いたしました。
たくさんの皆さまにお越しいただいて、ご感想や励ましの言葉などもいただいて、、いただきどおしの一週間でした。スミマセン。
お越し下さった皆さま、どうもありがとうございました。
また、お越し頂けなかったけれど気にかけてくださった皆さまにもお礼申し上げます。

ギャラリーによる企画でのグループ展というと、だいたいご一緒する方は初対面だったりすることが多いのですが、今回の場合はほとんどが知り合いの方々でしたので、人見知りな私には本当に気持ちの面で和みの一週間でした。
優しくてチャーミングで素敵な方々、ご一緒できたことに感謝します。
ありがとうございました。







展示期間中に、ウチのベランダのアマリリスがぬっと伸びて眩しい花を咲かせました。
毎年咲いてくれていたと思うのですが、昨年はなぜか咲きませんでした。
今年は四つも花をつけてます。
よかった。



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| 展覧会など | 14:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
POETRY
 深夜に関東では少し大きめな地震があって、ちょっと慌てました。震度3だったようですけど、部屋のどこかでビシッという音がして怖かったです。
急な豪雨や竜巻やいろいろと、自然にはかなわないと思い知らされるこのごろ。なにかあったとき、できるだけ冷静でいられるような人になりたいです。

さてさて、お知らせが遅くなってしまいましたが、本日からグループ展に参加しております。
POETRY 詩によりそう
「POETRY 詩によりそう」展

場所 ギャラリー
DAZZLE 東京都港区北青山2-12-20 #101

期間 2012年5月29日(火)〜6月3日(日)
   12:00〜19:00(最終日は17時までです)

参加作家 大場綾さん
     北住ユキさん
     たじまひろえさん
     袴田章子さん
     本田晴子さん
     そして私、以上6人。
参加者それぞれ好きな詩から受けたインスピレーションを絵に表現する展覧会です。

私は、吉野弘さんの『生命は』と、俳人の辻美奈子さんの詩『ねむたくて』、宮沢賢治さんの「春と修羅」から『春光呪咀』をイメージして3枚描きました。

いつもながら間際まで悩みに悩んで描いて、客観視できず、どうしたらいいか解らなくなって時間切れになってしまいました。固さが目立ってしまってお恥ずかしい。結局、もっとたくさん絵を描かないとだめだということを思い知らされて、いつも怠けてしまっていた自分を後悔してます。こんなことばっかり繰り返して、いつまでも変化がないです。。

とはいえ、ご一緒する皆さんの作品は素敵です。じんわり、しっとり、パワフルなどなど‥個性が際立つグループ展だと思います。
天候も不安定なこのごろですが、お近くにお越しの際はお立ち寄りいただけると有り難いです。
本日は夕方18時からささやかながらオープニングパーティも予定しております。よろしかったら、お気軽にご参加くださいませ。
よろしくお願いします。

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| 展覧会など | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
柿渋色
 珍しく大河ドラマを観ています。「平清盛」。
あんまり評判が良くないのかな?私はいまのところ第一話から欠かしてないです。心に迫るものがあり、毎回涙してしまう。
画面が汚いとおっしゃったかたがいらっしゃるそうですけど、私が観る限りでは美しいと思うとこはたくさんあれども、汚いと思ったとこはひとつもないです。なんでしょう、話題作りのための奇策だったのでしょうか‥、解らないです。

さてさて。
先日、丸の内にある三菱一号館美術館で「KATAGAMI STYLE」という展覧会を観てきました。
江戸時代のころの日本の染め物に使われた型紙が影響を与えた、19世紀末の欧米の美術工芸品や絵画などが、その元となったと思われる型紙と一緒に展示されています。

以前、上野の東京都美術館で「生活と芸術〜アーツ&クラフツ展」を観たのですけど、あの展覧会の中から、型紙に関係する作品だけをぎゅっとしぼって並べたような感じも受けました。あの時と同じ作品ではないですけれど。
でもアーツ&クラフツ展では観られなかった日本の繊細で美しい柿渋色の型紙の本物がいっぱい並んでいて、その大胆でモダンなデザインといい、細工の細やかさといい、思ったよりも型紙は小さなものでこれを長い反物に染めていったのかと思うと気が遠くなるほどの作業だったろうなあと、ため息が出るばかりでした。

それからエミール・ガレやルネ・ラリックの作品はやっぱり良いなぁと思いました。ドーム兄弟の「たんぽぽ」のランプも可愛らしかった。

ここにお知らせするのが遅くて、東京での展示は5月27日(日)までです。ごめんなさい。(このあと京都、三重と巡回されるようです)
一号館美術館は水〜金曜日は夜20時まで(入館は19時半まで)開いているのがありがたい。
美術館は1階にチケット売り場があってエレベーターで3階へ。3階から2階へと展示室が続きます。部屋の数が多く、部屋から部屋へ移動する通路もあったりして、全部観て回るのにだいぶ時間がかかります。

下の写真は3階の通路から中庭の夜景を写しました。
丸の内のビジネスマンの方々がお仕事帰りに立ち寄るのでしょうか、洒落たバーなどがあって遠い夢の世界みたいです。

実は、KATAGAMI展の前にこの三菱一号館美術館で開催されていたルドン展も拝見したので今回でここへ来るのは2度目です。
ルドンの時は3階から1階まで展示スペースが設けられていて、見終わった時はだいぶ疲れました。。(展覧会はとても面白かったです)
建物も近代建築の古いもので、床が木で出来てましてヒールの靴だと足音が響いてしまいます。でも、部屋のあちこちに古い暖炉があったりして、建物自体も楽しめると思います。

いま思ったのですけど、「平清盛」の画面は柿渋色に近いのかも。


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| 展覧会など | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
ひとまず
お知らせしておりましたMJイラストレーションズの作品展、「MJ展 vol.5」はおかげさまで無事に終了いたしました。
お忙しいなか、また、雨の日が多くて足下の悪いなかお越しくださった皆さま、こころより感謝いたします。どうもありがとうございました。
お気にかけてくださいながらもお越し頂けなかった方々にもお礼申し上げます。
また、ペーターズギャラリーの皆さま、いつもながら本当に良くしていただきまして、どうもありがとうございました。


このMJ展に私が参加しましたのが今回で4回目でした。MJ(当時は峰岸塾でした)に入塾してから3年半になったこの春、まだまだ未熟者の私ですが、ひとまず卒業することにいたしました。
思えばMJに通って、峰岸先生のご指導のもと、自分の絵のカタチみたいなものも少しずつ見えて来たと思えること、志しを同じくする塾生の皆さんと知り合いになれたり、励ましてもらったり、情報交換などもできる場所だったりもしました。これから絵を仕事にして行くことだけでなく、生きて行くということでも大切なものを頂いたような気がします。
今の気持ちを忘れないように、これからも努力したいと思います。
心より、ありがとうございました。

お花見









写真は今年浅草でちょっとお花見をしたときのものです。シダレザクラと牛嶋神社ごしのスカイツリー(見えづらい‥)。

今日はもう初夏のようですね。






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今年もMJ展
今年も春とともにやってくるお祭りのような展覧会。
お世話になっているMJイラストレーションズの作品展、「MJ展」が開催間近となりました。
MJ展 vol.5
これはイラストレーション塾であるMJイラストレーションズの生徒たちの展覧会です。参加者多数のため、月組星組の2組に分かれてそれぞれ6日間ずつ開催されます。
 月組 4月20日(金)〜4月25日(水)
 星組 4月27日(金)〜5月2日(水)

場所は今年も、原宿にありますペーターズ ギャラリーです。
一年間の課題作や新作を展示する人もいて力作ばかり、ペーターズの壁を埋めちゃいます。見応えのある展覧会になると思います。
お近くへお越しの際は、よろしかったらお立ち寄りくださいませ。

ちなみに、私は後半の星組(4月27日〜5月2日)に参加いたします。
よろしくお願いいたします。


昨年は東日本大震災の後1ヶ月も経たない頃で、とても複雑な気持ちでの開催でした。
まだ大きな余震も頻繁にありましたし、節電で電車の本数も少なくなっていたし、宅配便が思うように届かなかったり、観に来てくださった方へお出しするはずのペットボトルのお茶なども入手が困難だったり、いままで当たり前すぎて考えてもみなかったことがそうではなくなって、改めていろんなことを考え直したきっかけでもありました。

学んだことは沢山あるはず、忘れずにこれからの道しるべとして大切にしていきたいと思います。


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抽象の絵
 外国へ長期間旅行することになった友人が、ジャクソン・ポロック展の招待券があるけど行かれそうにないからとのことで、チケットを頂いちゃいました
ポロック展、気になってはいたけれどあまりにも抽象なので、たぶん観に行かないだろうなと思っていたのですけど、チケットをいただくことができたので行ってきました。

いつも私はどちらかというとジョン・エヴァレット・ミレイアルベール・アンカーなどのような19世紀頃の絵にときめいてしまうほうなので、実はそんなにポロック展に思い入れもなく、勉強になるだろうくらいの気持ちで観に行ったのです。

15時くらいまでの横浜での用事を済ませて電車で向かったのが上野駅。ポロック展が開催されている東京国立近代美術館は竹橋なんですよね、なのにまったくの勘違いで上野に行ってしまったのです。閉館時間がもうすぐだし、どうしようか‥と上野の国立西洋美術館の前で少し立ちすくんでみたりしましたが、まだ間に合うと信じて地下鉄まで走って、早い行き方を駅員さんに伺うと即答で教えてくださって(スゴいですね!)頭を下げつつ銀座線に乗り込み日本橋で東西線に乗り換えて竹橋へ。おかげさまでなんとか間に合いました。たぶんこの日の最後の入場者は私だと思います。

とはいえ、のんびり作品を見て回れる時間はなさそうだったので説明文などの表示はほとんど読まずに作品だけを観ることにしました。それが、あまり思い入れのなかったポロック展に、19世紀絵画にトキメク私が、とてもグッと来たのです。
色の組み合わせ、絵の具の立体感、勢いというのか時間というのか制作しているときの空気みたいな心の動きみたいなものを表現しているような、いろんなものを勝手に感じてしまって、心に熱いものが灯ったような気持ちになりました。ちょっと書道の緊張感みたいなものも頭に浮かびつつ。

そんなわけですっかり興奮して、出口近くの撮影OKなとこで写真を撮りました。
ポロック展
ポロックのアトリエを再現しているそうです。床は写真が貼ってあるのですけど、もう作品みたいです。

東京では5月6日(日)まで開催されて、そのあと11月11日(金)からは愛知県で開催されるそうです。

閉館時間になってしまって、グッズ売り場を見ることができませんでした。せめてポストカード欲しかったなあ。
それにしてもこんな機会に恵まれて、チケットを譲ってくれた友人に心から感謝です。


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伝える絵
 少し前のことになってしまいましたが、葉山の神奈川県立近代美術館でベン・シャーン展を観ました。
ベン・シャーン展
葉山での展示は1月29日で終わってしまい申し訳ないのですが、感想など少し書かせてください。この展覧会はこのあと各地での巡回されるそうです。詳しくはベン・シャーン展のサイトでご確認くださいませ。

ベン・シャーンといったら、私は第五福竜丸の事件のことを取り上げた絵本「ここが家だ」を思い出すのですけど、ベン・シャーンは、こんなふうにして事件や社会問題などを取り上げた作品を他にも多数描いてらしたのですね。私は今回の展覧会で初めて知りました。
大きな権力から理不尽な扱いをされている人々が描かれていることが多いように思います。絵にすることで広く世の中へ問題提起しているように感じました。

展覧会では、絵を描くときに参考にしたという写真が一緒に展示されていまして、私も写真を観ながら絵を描くことがよくあるので興味深かったです。
写真は雑誌の切り取りなどもありましたが、ベン・シャーンご自身が撮影したものが多く、ベン・シャーンの写真だけの展示室もあったりしました。その視点が面白くて、何かのお祭りの写真もそれを夢中で見物している人達が柵に並ぶ後ろ姿だけを撮影していたり、お店の看板のちょっとした文字だったり、見過ごしてしまいそうなおかしな場面を切り取って楽しんでいるような印象でした。

文字を描くこともお好きだったそうで絵の中のレタリングもかっこいい。手がけられた数々の壁画の習作(といってもかなりの完成度)、ポスターや詩集、レコードジャケット、草案なのかなと思えるちょっとした落書きなども展示されていましたよ。
終わりの部屋に第五福竜丸に関する作品と、以前来日なさったときの京都や奈良の写真などの展示。

気づけば3時間ちかく休憩もしないで見終わりました。
なんとなく、行き詰まっている私自身を抜け出せる出口が少し見つかりそうな気がしてきて、早く帰って絵を描きたくなりました。


今回、近くに住むイラストレーターの友人にお誘いを頂いて美術館までは車で行きました。
途中でお昼を頂くことにして、事前に調べておいて立ち寄ったおそば屋さん蕎麦恵土が良かったです。私は温かい牡蠣のお蕎麦(季節限定)にしました。大振りの牡蠣がごろごろと乗っていて、お出汁がとても濃い。お蕎麦は細いのではやく食べないとおどんぶりの中で切れてしまいます。でも短くなっても美味しかった。終わりにおつゆが入った蕎麦ちょこと蕎麦湯が出てきます。静かで落ち着いた雰囲気で眠くなってしまいました。
ただちょっと私には高価なのでなにか特別な時じゃないと行けないかな。。お金持ちになったらコース料理もいただいてみたいなあ。
お店までの道がとても狭く、お店の無料駐車場は縦列で2台しか停められません。近くに契約されている有料駐車場があるそうです。3,000円以上召し上がると駐車料のサービスがあるそうな。

美術館の駐車場も有料なんですよね。美術館のチケットや施設内のレストランなどで何時間か割引があるみたいですけど、私たちは美術館より少し南に離れた長者ヶ崎の信号横にある駐車場に停めました。普段は有料駐車場なのですが冬場は無料になっているようです。美術館までは海辺を歩けばわりと近く感じましたよ。晴れていたらいいかもしれません。ただし、17時には門が閉まってしまいますのでご注意を。
その日は晴れで、海に沈む真っ赤な夕日が美しかったです。

(いろいろ検索していたら昨年10月に福岡でイラストレーターのささめやゆきさんが「ここが家だ」の読み聞かせをなさっている映像をYouTubeで見つけました、よかったらご覧くださいこちらです。絵本を皆さんに見せながらページをめくってらっしゃるのは飯野和好さんです。)

昨年の震災以来、絵を描くことがなんの役にたつのだろうかと、まして名もなく下手な絵しか描けない私には絵を通してできることなんてなにもないと思って、無力な自分が嫌になっていました。でもベン・シャーン展を観て、少なくとも絵によって世の中に問題を投げかけることは可能なのだなと思いました。
いろんな事柄に目を見張って真実を知って、魅力のある絵でたくさんの方々に伝えることができたらいいな。

JUGEMテーマ:アート・デザイン

アーサー・ビナード
集英社
コメント:原子力はどんな使い方をしても原子力なのだと思う。 その本当の恐ろしさを、自分の力で知る努力をしなければいけないと思いました。

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