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木の絵

晴れた日は部屋も明るくて気持ち良いですけど、いつもより大きなものをお洗濯したりお布団干したり、ちょっとお天気に振り回されます。

今日みたいな曇りの日はいろいろ諦めて、落ち着いてなにかができるからいいな。

 

数日前から木の絵に取り組んでいまして、一応描き終えました。

進路など悩み多きお年頃の甥っ子の部屋に飾ってもらえたらいいなと思って描いたのですけど、喜んでもらえないかもしれないから渡さないかも。せめてココに掲載させてください。スミマセン。

いままで、風景画が苦手な私は「木」もあんまりきちんと描いていませんでした。でも仕事で「木」を描くことが案外多くて、その都度もっと勉強しなければと思っていたんです。

生命力を感じる木を描きたいと思って、幹のあたりの形状を屋久島の杉の写真などを参考にして、あとは自由に‥と描いているうちに動物なんかも居たら楽しいかな、自分ならここに登りたいな、などと独りよがりな楽しみに浸ってしまって、最初に思ってた絵とは全然違うものになっちゃいました。描いていて楽しかったです。

木の色は葉の緑と幹や枝の茶系と、だいたい色が決まってしまっているのが私にとって難しいと感じるところかもしれないと思いました。花を咲かせたり実が成っていたりしたらもう少し面白いのかもしれません。

形もあんまりデフォルメしちゃうと木に見えなくなってしまう。自由な描き方もあるのでしょうけど。

緑色はいろんな種類があって、組み合わせ方によって生々しくなりすぎたり古臭くなったりポップになったり、ちょっとした加減で台無しになることもあるような、危険な色という気がします。絵の中の分量のバランスも難しいな。

 

もっと木の絵を何枚も描こうと思います。

あと花も風景も描きたいです。

 

 

 

 

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| 絵について考える | 17:21 | comments(2) | trackbacks(0) |
いろんなラフ
前回、お仕事でのラフスケッチについてあれこれと書かせていただいちゃったのですが、読み返してみて失敗談のところが少し悪口っぽくなってしまってて、その部分だけ今消しました。
思えば私の画力が至らないことでご迷惑をおかけした一件だったのに、いけませんね、ごめんなさい。反省してます。
あ〜いい絵が描けるようになりたいです!

前回の内容のお話しは装画を描く場合のラフのお話しでした。
装画の場合、ラフで編集の方やデザイナーの方が確認する部分というのは、本屋さんに並んだときに目を引くかどうかが大きなポイントになっているのかなと思います。それと合わせてオビやタイトルのスペースについても観てくださってるのかなあと思ってます。私の思い込みで間違っているかもしれませんが。

それとは別に小説の挿し絵などの場合はちょっと違って、編集の方がラフで確認なさる部分というのは(こちらも私の思い込みですけど)、物語の内容との関係が大事なことなのかなと思ってます。ストーリーをあまり説明しすぎてないかどうか。
たとえば、ストーリーの中にえっ!?と驚くような展開がある場合は絵の中でそれを予感させないように気をつけています。
あとは、法的にだめなものとか、歴史的におかしくないかとか、そんなことをラフで確認してくださっているのかなあと思ってます。

ラフについてのお話しって、いままで誰かと話したことが意外となくて一人で悩んでいました。
少しずつ仕事で描かせていただけるようになってから身近な人に伺って、みんなそれぞれいろんな方法があるのだなあと思いました。
まだ自分なりの方法を模索中ですけど、いまはこの方法でなんとかやってます。
とはいえ、お仕事の依頼があってのラフなのでこの先また装画のラフを描かせてもらえる機会があるのかどうか、ここも大きな問題なのでした。


今日は秋晴れ、空が遠く広がってます。



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| 絵について考える | 15:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
ラフな花の子
今日、考え事をしながらおトイレに入って、座って、はっと周りを見たら真っ暗で、電気をつけ忘れたことに気づかずに座ってたみたい。以前人は視界に入っているものでも意識をしていなければ見てないようなものだと聞いたことがあったのですが、考え事していて真っ暗な室内に気づかないなんて‥ちょっと自分が怖くなったりして。こんなこともあるんですね。
こんな状態になるほど何を考えていたのかというと、いまそれが思い出せないです。
私、大丈夫でしょうか。

それはさておき。
新しく作らせてもらったホームページ、未だ自分の名前で検索をしても検索結果に表示されず、心配は続いております。まだもう少し様子をみたほうがいいのかなあ。

そのホームページにはメニューの上にロゴマークを入れる場所というのがありまして、だいたい6×4僂らいのスペースが取れそうなんですけど、そこになにか特徴的な絵をいれてみようと思って製作中です。

花子各全てのページに表示されるものなので、あまり目立たず邪魔にならないで全体の雰囲気を統一するのにふさわしいものが描けたらいいなと考えていて、ひとつの案としていま描いているのがこんな感じです。

これは思案中にらくがきしたもので、これを元に本描きではこの顔のイメージを守りながら周りの花をもう少し丁寧に描こうと思って、いくつか描いているのですが、見慣れてしまったせいかこの顔が気に入ってしまって、まったく同じ顔は描けないし、他の顔を良しと思えず、苦戦してます。
ちなみにこれは薔薇の花の中に顔があってお話ができたらいいな、という思いから描きました。花びらの辺りにホームページ名を書く予定。

お仕事で絵を描くときも、本描きをする前にラフスケッチを描いてデザイナーの方と編集の方に確認していただくのですけど、このラフが私には鬼門になってしまってます。
というのも私の場合はお仕事で人物を描くことがほとんどで、ラフでも一応人物の顔を描きますけど、あんまり一生懸命描いて良い感じにできてしまうと本描きが苦しくなるし、かといってテキトーに描けば、確認していただくのにどんな絵になるかが伝わりにくい。(ラフの確認のとき、私の場合は顔の表情について注文されることがとても多いです)

それで、私と同じように人物画でお仕事なさっているイラストレーターの方にお会いしたときに、どんなふうにラフを描いてらっしゃるのかうかがってみたんです。そしたら、ラフは描かずにいきなり人物の本描きをして確認してもらってだめだったらまた別のを描いてらっしゃるとのこと‥!
目から鱗が落ちる思いでした。
私の場合は鉛筆で人物の形を描くので、いきなり鉛筆で人物を本描きして色をつけずにコピー、そのコピーに背景を描いて簡単に着色したものをラフとして観ていただけば、人物の顔がどんなふうになるかお伝えできるというわけです。
いざとなれば消しゴムで消して直せるのだから、描き直しを恐れずに思い切って本気で描ける。

いまのところ、私にはこの方法が合っているようで本当に助かったのでした。


 
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| 絵について考える | 02:20 | comments(4) | trackbacks(0) |
色と毛糸
 押入れの中を整理していたら、かわいい毛糸が2玉出てきました。
以前、友人に頼まれて毛糸の帽子を編んだことがあるのですけど、そのときの「お礼に」といただいた毛糸です。
2玉って帽子が作れる量なんですよね。
たぶん友人は今度は私が自分の帽子を作れるようにと考えてくれた毛糸だと思うのですが、私って毛糸の帽子があんまり似合わないのです。
どうしようかなあと考えつつ、手をつけずにしまい込んだままになってました。
      
 イタリア製のちょっとかわった毛糸なのです。
 一本の黒い糸にふわふわした毛がいろんな色で絡まっているような感じで、編み上げていくといろんな色のまだら模様みたいになります。
2玉なので短めのマフラーを編みました。

 編みあがったマフラーを遠くから見ると赤と紫が強くて赤紫っぽく見えるのですが、手にとって一本の毛糸をよーく観てみると山吹色や緑色や浅紫色などが黒い糸に映えて全然ちがうイメージ。
同じ毛糸なのに不思議です。

以前、ゴッホ展を観にいったとき、展覧会場にゴッホが使っていたいろんな色の毛糸があったのを思い出しました。
ゴッホは毛糸で色の組み合わせを研究なさっていたみたいなんですよね。

私はいろんな色の組み合わせで成り立つこの毛糸で、編みながら色の研究にもなったのでした。
友人に感謝。


このまえ新宿の世界堂で水彩紙ワトソン(239g)のハガキサイズの「おためしサンプル」っていうのが置いてありまして、無料だったのでもらって帰りました。

この絵はそのサンプルに描いてみたのですけど、表面がマーメイドほどでこぼこしていないし、絵の具の染み込む速度も遅すぎず早すぎず、あまりにじまず、とても描きやすかったです。
紙の色がちょっと黄色すぎるのが気になるところですかなあ。

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| 絵について考える | 23:32 | comments(2) | trackbacks(0) |
さくらのハガキ

さくら(写真)やっぱりちゃんとやってくるのですね、春は。
ウチの目の前に大きな桜の木があるのですが、手の届くところの細い枝を一本 いただいて花瓶に挿しました。
白っぽく見える花びらも、近くで見るとしっかりピンク色をしています。
めしべは淡いきみどり色、おしべは黄色。ふわふわした色みの組み合わせに反して、がくはみどり色に濃く赤みがかかっていてちょっと強い色調なんですね。淡い色と強い色、コントラストが強いほど観る人の心にとどくスピードが速い気がしました。

3月31日に、地元の公園でお花見をしました。
メンバーは小学校に勤める私の友人と小学5年生になる男の子と女の子の2人。実は昨年もこのメンバーでお花見をしたのです。
小学生の2人は、幼稚園のときから一緒の幼馴染みなんですって。
久しぶりに会った小学生のお二人さんは昨年と全然変わっていなくて、お転婆なお嬢さんに押され気味の男子のコンビは見ていてついつい笑ってしまいます。

さくらオトナはとなりで平気で酒盛りなどいたしまして、のんびりさせてもらいました。
途中から自然にメンバーが増えて、おやつの前に野球などして走り回りました。
楽しかったなあ。

昨日、友人から筋肉痛にならなかった?とのお手紙が届いたので、返事のハガキに桜を描きました。

以前、京都旅行で購入した黒谷和紙のハガキ。和紙って面白いですね。
はじめは水彩絵の具をはじくようでしたけど、すぐにさっと水分を吸い込んで色だけが紙の上に薄く残るような感じでした。
練り消しを使って押さえれば、わりと簡単に色鉛筆の色も薄く消えました。
鉛筆でこすると毛羽立ってくるし、消しゴムをよく使う私には不向きだと思いますが、その毛羽立ちもまたヘンな感じで良かったです。

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| 絵について考える | 14:22 | comments(2) | trackbacks(0) |
のほほん野郎
前回ココで書かせていただいた「RHYMES FOR CHILDREN」という絵本のこと、もう少し書いてもいいですかな。
この本はジェシー・ウィルコックス・スミスさんの他にフレデリック・リチャードソンさんとM.T.ROSSさんの3名のイラストレーターの絵が使われています。
付録みたいに、本に載っているイラストレーションが小さなシール集になって付いています。
詩はマザーグースなどから引用されているのかな。私は英語が得意ではないので、いいお勉強になりそうです。

昨日のテレビ、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は、とても刺激を受けました。
いろいろな分野のプロフェッショナルな方がスタジオでのインタヴューで貴重なお話をしたり、お仕事をしている様子もVTRで映される。そんな番組です。
昨日は絵本作家の荒井良二さんでした。

スタジオで1枚の絵を描いてみせてくださったのですが、まず、なんでもいいから描き始めるんですね。描いている線を見るでもなく、わー、さささー、という感じで両手にペンや鉛筆なんかを持って。
「手が喜んできた」とおっしゃっていたかな。
スポーツ選手がウォーミングアップをするみたいに、手や体を動かして何かをほぐしているようでした。
初めから描こうとする絵のイメージはなんとなく頭の中にあるみたいでしたけど、そこから離れて手が勝手に描いたモノに対して自問しながら進めてゆく様子。
でも、描いているうちになぜか初めの頭の中のイメージに近づいてくるそうです。

一日何時間も仕事部屋にこもっていて、行き詰ったときは紙の前で考え込んだり、本棚の整理(?)をしてみたり、ギターを弾いたり‥。とこの辺は私もほとんど同じような感じのことをしているのですけど、その後に生まれる作品の素晴らしさや面白さは、まるで私の知らないとびきりな世界でした。
素晴らしかった。
しばらくは、このショックを引きずってしまうかも。

ベン・フォールズ・ファイヴベン・フォールズ・ファイヴを聴きながらちょっと泣きました。
こうゆうときは、このアルバムに救われます。
子供みたいに大きな声で泣きたいときに、一緒になって盛り上げてくれる。
だいたい、CDの帯に「泣き虫野郎のパンク・ロック?」なんて書いてあるのだ。
しばし、アンダーグラウンドにもぐりこんだら元気になれました。
だけど、こんなことで涙を流してるなんて、まったく幸せなのほほん野郎だな、私は。
がんばらなきゃ。

番組は再放送があるそうですよ。
見逃しちゃった方は是非。
放送日はこちらでチェックしてみてくださいませ。

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| 絵について考える | 23:38 | comments(6) | trackbacks(0) |
お調子者の罠
根を詰めて絵を描いていたら、もうこんな時間でした。
おなかが空いたなあと時計を見たのです、夜中の3時頃なのね。

私の場合、ちょっと描くことに熱中しすぎると、独り善がりな絵になってしまいがちなのです。最近気づきました。
お調子に乗って描くのは程々に、少し冷静になって客観的に絵を観ながら描くように、心がけてはいるのですけど、なかなか難しいです。

今もまたお調子に乗りすぎて余計なものを描いてしまったかな。
もう今日はこのへんで終わりにして眠りたいのに、こんなときにかぎって全然眠くないのです。
じゃあ、もう少し絵を描いちゃおうかとも思うのですが、どうかなあ。
うんにゃ。今の状態はただ目が冴えているというだけで、絵を描く脳ミソはたぶんお休みしちゃっているのだ。
眠くないから絵を仕上げちゃおうと惰性で続きを描いて、いままでどれだけ失敗したことか。
気づいた時には初めに思っていた絵とは全然違う絵になっていたりするのですからね。

もうこれ以上お調子者の罠に嵌まらないようにしなきゃな。
難しい本でも読んで眠るとします。
| 絵について考える | 03:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
地味な花です
よく解らないけれど、なんとなく。
自分にとって、平均台を歩くように、綱の上を歩くように、危なっかしくても歩きづらくてもなぜか歩こうとしてしまうものが、絵を描くことのような気がする。
こんなことでいいのかな、歩く道を間違えてないかな、などと思いながら過ごす毎日というのもなかなか、人生のニガいところを味わってるようで良いものかもしれません。
つべこべと意味不明なことを書いてしまった。

ベランダに置いているサンセベリア(俗に「トラノオ」とも呼びます)。
夏の間に株が増えて鉢の中が窮屈になっちゃったな‥、と見ていたら、いきなり花をつけているのを発見しました。
花が咲くなんて、知らなかったです。

すっくとここまで伸びてるのに目立たないような地味な花ですが、媚びずに、ただ目的を果たすかのように咲いている様子に、ココロ打たれちゃいました。
自分もこうありたいです。
| 絵について考える | 00:23 | comments(4) | trackbacks(0) |
降ったりやんだり
机に向かって白い紙をにらんでいても、出てくるのはため息ばかりなり。
なんてね。

ギャラリーハウスMAYAさんの装画コンペに今回も応募させていただこうかなと思っております。
今までこちらのコンペに応募させていただいていて、自分が好きな本の装画を描いていたのですが、今頃になってちょっと考えたんです。
好きな本だからといって自分の絵と合っているとは限らないのではないか、とか、好きな本だけに内容を絵に盛り込みすぎて説明的になってしまってたな、ということ。

かといって、自分の絵に合う小説ってどんなお話なのかはまだよく解らないのですが、ある程度相性みたいなものはあると思うので、幅広くできるだけ自分に合いそうなお話を探してます。
あと、自分の絵も少しずつ見直していかなきゃとも。
思案中です。

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)あ〜あ、降ったりやんだりのお天気のせいか気分が落ち着かないなぁ。
今日は小さい頃読んだエーリヒ・ケストナーの「ふたりのロッテ (岩波少年文庫)」を読んで、こんな綿密な感じのお話だったんだっけかと、少し驚いた。おしゃまで一所懸命なお二人さんの様子は、読んでいて元気になりました。
ページにときどき登場する絵も丁寧でかわいいです。
日本語訳の独特な言い回しも、たぶん昔っぽい言葉なのかもしれないのですが、新鮮で面白かったです。

先日のPATER'S GALLERYのコンペは結果の連絡がもらえなかったので今回も残念賞でした。そのうち作品を搬出に行ってきます。
審査員の方からなにかコメントいただけてるといいけど。
| 絵について考える | 01:08 | comments(4) | trackbacks(0) |
自分の外の目標
いくつかのアレルギー性の鼻炎持ちですが、スギ花粉の時期は他のアレルギーとあきらかな違いがあったことを思い出しました。
目がかゆくなるんですよね。他のアレルギーはクシャミと鼻水が少し出るくらいです。
今日、目をこすりながらスギ花粉の特徴に気づいたのでした。

よく観るテレビ番組は何かなと考えたときに、すぐ頭に浮かんでこないのですが、割りに毎回観ているかもしれない番組があります。
NHKで木曜22時から放送されている「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組です。

脳科学者の茂木健一郎さんとアナウンサーの住吉美紀さんがキャスターとなり、毎回いろいろな分野のプロフェッショナルな方々をゲストに、仕事をしていくことへの考え方など普段の仕事中のVTRなども紹介しつつ進められる、結構まじめな内容。
でも観ているうちに、話に引き込まれてしまいます。

登場する方はほんとうにさまざまで、獣医さんだったり、りんごを作る農家の方だったり、デザイナーや漫画家のときもあれば経営者のときもあり、今日は庭師でした。
みなさん、それぞれのお仕事に関するお話をするのですが、私はいつも一つの共通点があるように感じるんです。

それは、「目標が自分の外にある」ということ。
いいものを作るためにやっていることであって、自分の技術を認められたいとか自分の評価を上げたいというのは二の次ぎ三の次ぎなんです。
目標のために自分をどれだけ抑えることができるか。

絵に例えますと、どんなにたくさんの色の絵の具を持っていても、その絵のために必要なければ使わないように。
ああしたいこうしたいという欲を抑えて、作品のあるべき姿のためにはどうしたらいいのかを優先に考えることがプロの仕事なのではないかと思いました。
どんなに自分を抑えて描いても、結局その作品には「自分らしさ」が出てくるものだし、とも思います。

私に関して思えば、作品のあるべき姿を無視してまで何かをやってみたいという欲なんて高が知れています。
それより未完の作品と向かい合って、作品のために模索していく方が広がりがあるような気がしました。
これが、「目標が自分の外にある」と感じた理由です。
私の受け取り方は間違っているかもしれませんけど、こういう気持ちが私には足りないのではなかろうかと、いつも番組を観ていて思うのです。
| 絵について考える | 02:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
春のきざし
先日、冷たい土に触れたのが良かったのか、久しぶりにとがった三日月を見たからか、飽きずにたわいないような話を交わしてくれる親しい人のおかげさまで、元気が出てきました。

まったく、ぜいたく病みたいなもので読んでいただくにも及びませんが、もやもやと目の前が薄暗い何かで覆われてしまったようなおかしな気分だったのです。

大人になると地べたに寝転がったりすることって、あんまりなくなるかなと思うのですが、もし公園や雑木林などで出来そうな環境がありましたらば、一度、仰向けに寝そべってみるのもいいですよとオススメしたくなるほど、気持ちがいいです。
落葉や芝生などのクッションがいいところがいいかな。
もしも実行してくださるという方は、寝そべる前に動物の糞などが落ちていないかご確認くださいませ。

4ヵ月くらい前だったかな、お世話になっている年上の友人から、小さな絵を2枚描いてほしいという依頼を受けていました。
でも、もうちょっと上手になってから描こうなんて思っているうちに、なかなか描けなくなっちゃってたのです。
ちっとも上手くなってない状態ですが、やっと手をつける勇気が出てきました。

一枚は人物画がいいとのことだったので、どんなふうにしようかなといろいろ描いてみたうちのひとつをココに載せさせていただいちゃった。
手の指なんかを見ると、デッサン力がないっていうのがすぐ分っちゃいますね。
お恥ずかしいけど、自分を戒める意味も含んでおります。

このまえ、丸く太った小さな緑色の鳥を見かけましたよ、メジロかなあ。
目の周りが白かったです。
春のきざしが嬉しいこの頃です。
| 絵について考える | 02:40 | comments(2) | trackbacks(0) |
夕焼け空は真っ赤っか
先日なんだか夕焼けを描きたくなって、近くの土手でスケッチしてみましたよ。

夕方の空気はずいぶんと冷えてきてたけど、少々興奮ぎみだった私にはあまり寒さは感じなかったな。
思い立ったのが夕方だったので、急いでとりあえず鉛筆と色鉛筆を筆立てからごっそり抜きとって小さい袋に入れ、月光荘のいちばん小さいスケッチブックと共に土手へ。
走りました。
日が暮れちゃう!

ウォーキングしてる人、犬のお散歩してる人、夕方の土手ってずいぶん賑やかなのですね。
立ち止まって絵なんか描いてると行き交う人の邪魔になってしまいそうでした。
もう恥ずかしがってる時間も惜しいほど、どんどん空の色が変わってしまうのでさっさとスケッチをはじめました。

残念なことに、雲が多くて沈む夕日は雲の中でした。
でもその周りの空の色といったらおどろくほどの朱色で可愛らしかった。
ごっそり持って来た色鉛筆の使いたい色を探すのに意外とてこずりました。オレンジ色オレンジ色‥。
どんどん空の色が変わってゆく。

結局、思うように描けなくて、手袋もしてなかったので指先は冷たくなってくるし、日も暮れてしまって諦めて帰ることにしました。
初めだからこんなもんでしょう、また次に描くときはもうちょっと上手に描くぞと考えつつ。

寒くてなかなかウチから出るのがおっくうになりがちですが、やっぱりソトはいいです。
いつまでも遊んでいたい子供たち、焚き火の匂い、夕ご飯の匂い、急いでる人、ぼんやり歩く人、犬の声。

絵も部屋で描くときと全然気分が違うものですね。
お日様は真上にいるときは黄色っぽいのに、傾いて見えなくなりそうになると赤くなるのはなぜかしらん。
日が沈む遠くの山よりも高い電柱、それより高い土手の木、それよりも大きいアタシ。へへへ。(遠近法)などと考えながら過ごしました。
風も無くて、土手の下の川も止まっているかのように静かに、水面に空が映っていました。

この絵は、そのときの失敗したスケッチを元に部屋で描きました。
ごめんなさい。

ところで、いま月光荘のサイトを覗いてみましたら、お店の場所が変わったのですね。
銀座花椿通り、資生堂パーラーの近くに移転したそうです。
以前の古いお店の雰囲気が大好きだったので残念ですけど、場所がちょっと不便ではあったんですよね。
画室1の使用料も移転オープン記念価格ですと。。近いうちに見に行ってみます。
| 絵について考える | 02:44 | comments(2) | trackbacks(0) |
食べ物画
最近はあんまり聞かなくなったような気もしますけど、秋というと「芸術の秋」とか「スポーツの秋」とか「読書の秋」とかね、秋にオマケの言葉がついてたりします。
夏は暑くてじっくり何かに取り組んだりできなかった分、涼しくなってきたこの時季に何かに集中したくなるとか、そういうことなのでしょうかね。

こんな私も御多分にもれず、このところ読みたい本がたくさんあり、なのに部屋を少し模様替えしようかと思って大片付けをはじめちゃったり、絵も今までと違う題材で描きたいと思ってみたりと、次から次へやることが増え続けています。
思うに、どれかが終わってから次のに手をつけて‥なんてやっていたら来年になってしまいそうなので、できるだけ同時に進めて行こうかと考えておりますが、どうなることやら。
すべてが中途半端で終わるようなことにはならないようにしないと。

絵を今までと違う題材で描きたいというのは、いままではほとんど頭の中にあるもの(空想したもの)を描いていたのだけど、実際にあるものを描いてみようかしらと思ったというだけなのです。

このイチジクがとても可愛らしかったのでちょっと描いてみようかなと始めたところ、なかなか思ったようには描けないのね。
可愛いと思って描いてるのに、描き終わってみると可愛く見えない。ちょっと気持ち悪いくらいじゃないですかと。何度も描いてみるハメになりました。
こりゃ少し実際にあるものを描く練習しないといけないなと思ったのです。

食べ物を描くってむずかしいです。特に果物は。
今回みたいにてこずっているうちに、どんどん色も変わってきちゃうし瑞々しさも失われてくる。
それに、こんなことしてないでおいしいうちに食べちゃおうかな、という誘惑にも打ち勝たなければいけないのですから。
ちなみに、このイチジクは4つ買ってきて描く前にひとつ食べまして、何枚も描いているうちにいつのまにか1つだけになってました。
甘くておいしかったです。

そっか、「食欲の秋」でもあるのだ。
| 絵について考える | 09:17 | comments(4) | trackbacks(0) |
写生大会
なんとか晴れの日が続いております。
金木犀が薫るなか、以前から友人と計画を立てていた写生大会を行いました。
場所などを決めるときに、どうせやるならスゴイところにしようということになり、人で賑わう表参道に集合です。
あの並木道でイーゼルを立てて思いっきり水彩画を描こうではないかと、勢いだけで話は決まったのです。

私は、先日のMAYA装画コンペ搬出の際、ついでに表参道の下見をしてみたのですが、改めて見てみると昔ほど歩道の(植栽との境にある)手すりに腰掛けている人っていないんですね。それに、物売りの人もだいぶ少なくなってました。
ブランドのお店が建ち並んだことだけでなく、そんなところからも景観が変わってしまったのかも知れませんな。寂しいです。

これでは、イーゼルを立てて絵を描く感じではないかなと。だいぶおじけづきまして、当日はイーゼル無しで臨むことにしました。

それでもあの並木道で描くつもりで現地に集合したのですが、さて、どこら辺で描こうかと歩きながら探しても、やはりあの人ごみで描く勇気がなくて、結局裏道の方に少し入ったところで描きました。
近くの小学校から運動会の練習の音楽が聞こえてきたり、通りがかりの人のおしゃべりが聞こえたり、街の中のひとところに立ち止まって観察するのも面白いですね。

「描いた」といっても水彩絵の具を使うまでにいたらず、鉛筆での軽いスケッチをして残りは家に帰ってからにしましょうかと、傍のカフェを横目にもうコーヒーが飲みたいという理由でこの写生大会は終わったのでした。
これじゃあ写生とは言えないかもしれないけど。

そんな流れでカフェでおしゃべりをしながらも、持っていた鉛筆で小さいスケッチなどしたりしたのですがこれがなかなかイイもので、みんな視線は描いてるものと手元のスケッチブックを行き来しながら、ときどき話に集中したり、またスケッチにもどってみたり、他の人の絵がどんなふうに出来上がって行くのかが覗き見れたりして、勉強にもなったし楽しかったです。

この「写生大会」、計画の段階でだいぶ盛り上がりまして、これから何回も続けて行きましょうということになってます。
もともとは友人のひとりが、秋だし公園でスケッチでもしようかな…なんていうつぶやきから、それイイネと私が乗っからせてもらって広がったものなので、第二回目は公園で「スケッチ大会」をする予定です。

やってみて、絵の道具を手提げから出すことさえできれば、なんとかどこでも絵を描けるような気がしました。
今回は途中でコーヒーの誘惑に負けたのと、あと、水を汲む場所が近くになかったこともあったんですけどね、水彩絵の具で色づけしないで終わりましたけど、描き始めると不思議と恥ずかしい気持ちもなくなって、あまり人にジロジロ見られることもなく電柱にでもなったような気分で描くことができました。

たまには空の下で絵を描くのもいいものですね。
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黒のチカラ
このブログを始めて、もうじき1年になります。
はじめの頃は自分の絵なんて恥ずかしくてココには載せられないと思っていたくせに、近頃じゃ図々しくもちゃっかりこんな落書きでも平気で載せさせてもらえるようになっちゃった。

以前はこのブログに絵や写真を入れるのは全部で30MBまでだったと思うのですが、絵を載せると案外容量が多くて、30MBに達してしまったらどうしようかなんて、ちょっぴり心配するようになってました。
それが、いつの間にか200MBまで大丈夫になったのですね。
30MBの頃も本当は心配するほどでもなかったのですけど。
200MBになったらもう絶対に使い切れないなきっと。よかったです。

このまえ、夜道を歩いていて道の隅に黒い小さい影があるのに気づきました。
コンクリートのシミかな?ともなんとも考えず通り過ぎようとしたら
「ふぎゃーっ」なんて言って黒いシミが私の前を横切った。
よく見たら、黒い子猫でした。

そういえば昼間、近くのお家のお婆さんがこの子猫といるところを見てました。飼っているみたいだったです。

私が手提げ袋をぶんぶん振り回して歩いていたせいか、びっくりさせちゃったようで、毛を逆立てて警戒されちゃいました。

黒猫ってどことなく神秘的なイメージがあります。
魔力があるような、無いような。
子供の頃、おまじないで『黒猫と出会ったら好きな人の名前を3回唱えると恋が叶う』というのがあったのを思い出します。だからかな。

動物好きな友人は黒猫は他の色の猫と違うんだと言ってました。
頭がイイそうです。
しかし、なんといっても可愛い。
“黒い”というだけでそれが魅力になってしまうんだから不思議です。

絵でも、黒がうまい具合に生かされている作品に惹かれるような気がします。
黒の使い方でセンスが問われてしまいそう。
黒は特別気になる色かもしれません。
| 絵について考える | 03:25 | comments(2) | trackbacks(0) |
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